
鹿児島県は8日、鹿児島市内のベイエリアにある県有地「住吉町15番街区」利活用の事業予定者として、鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光(鹿児島市)を決定したと発表した。同社は新しいホテルを建設して移転する計画だ。
県が公表した事業者提案資料によると、2031年4月1日の供用開始を見込んでいる。街区の大半にあたる2万1549平方メートルを、定期借地権方式で同社が1平方メートル当たり月額256円で借りることを想定している。事業期間は新ホテルの建設・撤去期間を含めて28年7月から55年間。
県PR観光課は、専門家らによる評価委員会の講評、県議会での意見などを踏まえて、事業内容や貸借条件について鹿児島国際観光と協議する。11月以降に契約を結ぶ予定だ。
県の決定を受けて同社は「地域とともに栄え、地域を守り、親しみ愛されるホテルとして、一日も早く開業できますよう、ご支援、ご協力をお願いしたい」などとするコメントを発表した。
- 【関連記事】鹿児島サンロイヤルホテル移転へ 湾岸と繁華街・天文館の回遊性期待
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。