
吉野家ホールディングスは9日、2026年2月期の連結純利益が前期比26%増の48億円になりそうだと発表した。従来予想から6億円上方修正した。牛丼チェーン「吉野家」で季節限定メニューの売れ行きが好調だった。食材の調達コストが想定より抑えられたことも寄与した。
営業利益は従来予想から8億円上方修正し、12%増の82億円を見込む。売上高は10%増の2250億円で据え置いた。

主力の吉野家で今夏、「牛玉スタミナまぜそば」「厚切り豚角煮定食」など季節限定メニューを投入し、売れ行きが好調だった。麺や豚肉など食材の調達コストを抑える取り組みが奏功し、想定より採算が良くなった。
同日の記者会見で小沢典裕副社長は「(高止まりする)コメの価格を前提に、新商品をきちんと出して客数を伸ばしていきたい」と話した。
26年2月期の年間配当予想は22円(前期は20円)と、従来予想から2円引き上げた。
同日発表した25年3〜8月期の連結決算は、売上高が前年同期比11%増の1104億円、純利益は19%増の26億円だった。吉野家に加え、うどんチェーン「はなまる」やラーメン事業の売れ行きも好調だった。
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