エア・ウォーターは10日、損失の計上を先送りする不適切な会計処理が見つかった問題で、現時点の影響額は4案件、計25億円になると発表した。今後、弁護士ら外部の特別調査委員会で類似の事案がないかなど詳細を調べる。特別委の調査や監査法人の指摘により、影響額が変わる可能性もあるとしている。

影響額の内訳は子会社の日本ヘリウム(川崎市)が最多の19億円、エア・ウォーター本体が2000万円など。他の子会社2社でも不適切な処理を確認した。エア・ウォーターは9日、子会社などで見つかった不適切な処理を理由に、11月14日に予定していた2025年4〜9月期連結決算の公表を延期すると発表していた。

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