
東北電力グループで送配電事業を手がける東北電力ネットワーク(仙台市)は14日、福島県二本松市で進めている送電線の建設現場を報道陣に公開した。宮城県丸森町から福島県田村市にかけて新しい送電線を建設し、東北地方で急増している再生可能エネルギーの電力を首都圏へ送る。
公開したのは「丸森いわき幹線」の工事現場。2023年12月に工事を始め、高さ67メートルの鉄塔の設置を進めている。全線の鉄塔を完成させた後、26年2月から送電線を架設する。27年11月から運用を始める予定だ。
同線の長さは約64キロメートル。福島県浜通りには同県南相馬市を通る送電線がすでにあり、今回新設する同線が加わることで2系統になる。災害時などにおける地域間の電力融通や再生エネの利用拡大につながる。

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