
富士精工は14日、2026年2月期の連結最終損益が1億8000万円の黒字(前期は37億円の赤字)になりそうだと発表した。4000万円の赤字としていた従来予想から一転黒字となる。エンジンなどの加工に使う超硬工具がハイブリッド車(HV)向けで好調なほか、政策保有株式の売却が利益を押し上げる。中国子会社の売却も寄与する。
売上高は前期比1%減の193億円、営業損失は7000万円の赤字(前期は3億6800万円の赤字)を見込む。それぞれ4億9000万円、3000万円上方修正した。業績予想には米国の自動車関税の影響は織り込んでいないという。年間配当予想は無配で据え置いた。
同日発表した25年3〜8月期の連結売上高は前年同期比3%減の96億円、最終損益は1億1700万円の黒字(前年同期は4億4000万円の赤字)だった。国内でHV向け超硬工具が好調だった。
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