女性向けスポーツジム「カーブス」を運営するカーブスホールディングスが14日発表した2025年8月期の連結決算は、純利益が前の期比21%増の43億円だった。カーブス会員が増えて入会金収入が伸びたほか、会員向け物販が「食生活の相談強化月間」で増加。人件費の負担増を補って大幅増益となった。

売上高は6%増の375億円、営業利益は16%増の63億円となった。国内カーブスの会員数は8月末時点で前の年度比6%増の86万3000人。フランチャイズ店を含めた会費・入会金収入や会員向け物販の合計額であるチェーン全体の売上高は6%増の856億円で過去最高だった。年間配当は前の期比2円増の17円とした。

26年8月期の連結業績予想は純利益が前期比9%増の47億円、売上高が10%増の413億円。期末の国内カーブスの会員数は90万〜91万人を予想。年間配当は8円増の25円を見込む。

15日に開いた説明会でカーブスHDの増本岳社長は新業態の「からだ動き回復センター『ピント・アップ』」の出店を加速すると表明。2035年8月期に全業態で3150店舗、会員数140万人を目指し、連結業績を売上高780億円、営業利益180億円に引き上げる方針を明らかにした。

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