ホンダの電動芝刈り機「プロジション」シリーズ

ホンダは15日、自動運転機能を備える電動芝刈り機「ProZision Autonomous(プロジション オートノマス)」を21日から米国で開催される展示会で世界初公開すると発表した。手動運転の芝刈り機「ProZision(プロジション)」も公開する。両機種とも2026年中に米国で販売を開始する予定だ。日本での販売は現時点では予定していない。

位置情報を推定する測位衛星システム(GNSS)で正確な位置を認識し、作業者が設定した経路やパターンに基づいて自動運転する。レーザーによる高性能センサー「LiDAR」も搭載し、地形変化や障害物を検知して走行経路を自動で判断する。

プロジションシリーズは、造園作業の過酷な条件にも対応する走破性と高い刈り取り性能を特徴とする。自動運転の芝刈り機の価格は未定としているが、手動芝刈り機は3万2999ドルという。

ホンダの二輪・パワープロダクツ事業本部の加藤稔本部長は「高齢化や人手不足などの課題を抱える造園業者の負担軽減に貢献する」とコメントした。

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