
衣料品大手のオンワード樫山(現オンワードホールディングス)元社長の馬場彰(ばば・あきら)氏が5日、死去した。89歳だった。連絡先は同社秘書・広報室。葬儀・告別式は近親者のみで行った。お別れの会を開くが日取りなどは未定。
神奈川県出身。1958年に樫山(現オンワードHD)に入社し、紳士服の営業で頭角を現した。74年には38歳の若さで社長に就任。会長時代も含め約30年にわたり経営トップを務めた。
バブル崩壊後に経済が停滞した90年代以降には、女性衣料の新ブランド「組曲」「23区」を相次いで投入。年商100億円を超える基幹ブランドに育て、同社のアパレル大手としての存在感を確固たるものにした。2013年2月、日本経済新聞に「私の履歴書」を連載した。
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