横浜ゴムは20日、顧客による迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対応方針を発表した。従業員への暴行や脅迫、土下座の要求などを具体的な迷惑行為として定めた。SNSやインターネットへの従業員の個人情報の投稿もカスハラの一例に挙げた。悪質性がある場合は警察への通報や法的措置も検討する。

厚生労働省が公開した「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を基に、7月に決めた。相談窓口を設置し、カスハラの被害を受けた従業員にはカウンセリングなど必要な支援をする。

横浜ゴムは専門店「タイヤガーデン」でタイヤの販売や交換、点検を手がけており、顧客と接する機会が多い。同社は「従業員の人権を尊重し安心して業務に専念できる環境を維持することが、質の高い製品・サービスの提供につながる」としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。