セコムが20日まとめた防災意識に関する調査によると、防災対策をしていない人が5割に達した。災害の増加や被害拡大の可能性については「高くなる」が9割超になり、多くの人が災害の可能性を認識しているものの、十分な備えが進んでいない実態が明らかになった。

調査は7月中旬に全国の20〜69歳の男女500人を対象にインターネットで実施した。防災対策を「していない」という回答は52%だった。理由を複数回答で聞いたところ、「具体的な対策がわからない」が34%と最多で、「費用がかかる」(27%)が続いた。

災害の増加や被害が拡大する可能性について「高くなると思う」「どちらかと言うと高くなると思う」という回答は合計で94%になった。

災害発生時の情報の信頼性については「不安に感じる」という回答は55%だった。24年1月に発生した能登半島地震ではSNSで偽情報の拡散が見られるなど、災害時は正確な情報の収集が課題になっている。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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