
山形県ハイヤー協会(山形市)と八千代交通(同)など会員6社、配車システム開発の電脳交通(徳島市)は20日、タクシー配車用地域アプリ「きてけろTaxi」の運用を山形と天童、上山の県内3市で始めた。利用者の利便性を高め、需要に応じた効率配車で事業者の収益も増やす。こうした地域密着型アプリの運用は東北地方では初めて。
いずれも山形市の山交ハイヤーや観光タクシー、相互タクシー、山寺観光タクシー、平成タクシーも含む約240台がアプリでの共同配車に対応する。利用者は複数のタクシー会社から車両を選べ、依頼した車両の位置や到着予定時間をスマートフォンの画面で確認できる。事業者も空車走行や、配車担当者の電話応対の負担を減らすことにつながる。

県ハイヤー協会は1年で1万ダウンロード、のべ3万〜4万回の利用をめざす。石川康夫会長(八千代交通社長)は「このアプリを県全域に普及させられるように全力を尽くしたい」と言葉に力を込めた。
電脳交通の近藤洋祐社長は「アプリの普及で、すべての年齢層・客層にとってタクシーが(どこでも等しく受けられる)ユニバーサルなサービスになるようにしたい」と話している。

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