客室はツインとダブルを中心に、全10室設ける(イメージ)

不動産開発やまちづくりを手掛ける野沢温泉企画(長野県野沢温泉村)は旅館として使われていた村内の建物をリノベーションし、デザインにこだわった比較的高価格帯の「ブティックホテル」を開業する。ツインルームとダブルルームを中心に全10室で、1階には宿泊者以外も利用できるレストランを開く。2026年1月後半の開業を予定する。

新ホテル「mont(モン)」は温泉街の中心部にあり、野沢温泉スキー場までは徒歩15分ほどとなる。各客室にはシャワールームを設けるが、宿泊客には村内に10カ所強ある共同浴場「外湯」巡りを楽しんでもらう。地元住民が案内する山菜やキノコ狩りツアーなど、地域文化に触れられるコンテンツもそろえる。1階のレストランでは同村のクラフトジンや地域食材を使った料理を提供する。

通年営業のため宿泊料金は季節によって変動するが、1泊3万〜5万円程度を想定する。村の文化に関心がある感度の高い旅行者をターゲットに、カップルや夫婦、家族連れのほかインバウンド(訪日外国人)の誘致を目指す。

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