
第四北越フィナンシャルグループ(FG)傘下の地域商社、ブリッジにいがた(新潟市)は新潟県弥彦村で栽培したコメを発売した。同社はプライベートブランド(PB)「美四季(うつくしき)」を立ち上げるなどして、県外・海外などで県産品の販路拡大に取り組んでいる。PBなどの販売を通じ、海外でも新潟県の知名度を高める。
発売したPB米はコシヒカリで、農薬や化学肥料の使用を通常の半分に抑えた特別栽培米。食品衛生管理に関する国際規格「HACCP(ハサップ)」を取得している事業者が精米した。2025年産は精米後で9トン収穫し、県内外で販売する。東京・日本橋にあるブリッジにいがたのアンテナ店では5キロ6480円で販売している。

発売にあわせ、18日に新潟市で発表会を開いた。同FGの殖栗道郎社長は「甘みがあり、とてもおいしいコメだ。弥彦村のブランド価値を高め、新潟を海外にも展開したい」と挨拶した。ブリッジにいがたはナシを香港に輸出したほか、コメも26年産以降の海外展開を検討する。同日は併せて、PB米200キログラムをNPO法人新潟県フードバンク推進協議会に寄付した。
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