
小糸製作所は22日、同社の高性能センサーが自動運転機能を備えるホンダの電動芝刈り機に採用されると発表した。走行中に障害物との距離や形状、芝生の起伏を判別できる。安全な自動走行につながるとして、自動車以外の分野でも用途を広げる。
レーザー光を照射して周囲の物体までの距離を高精度に測定するセンサー「LiDAR(ライダー)」の採用が決まった。ホンダの芝刈り機は2026年に米国で発売予定だ。小糸のセンサーが車両の周囲をリアルタイムに把握し、自律した走行を支える。
ライダーは自動運転の「目」として自動車メーカーでの採用が広がりつつある。小糸は自動車向けに限らず、今後は農業車両や建設機械などに採用を広げる。
ホンダは自動運転の芝刈り機の価格を未定としている。
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