神戸税関が22日発表した9月の貿易統計(通関ベース)によると、中国地方からの米国向け輸出額は前年同月比16%減の735億円だった。減少幅は8月の39%減から大幅に改善した。自動車の輸出が持ち直したもようだ。
中国地方からの自動車の全世界に向けた輸出額は8%減の1693億円だった。8月は15%減だったため、自動車の世界輸出についても回復の傾向がみられる。
マツダは主力市場の米国を中心に、2026年モデルの一部改良車の販売を見据えて在庫調整を進めていた。現地の在庫調整が一段落し、輸出を回復させている可能性がある。
県別の米国向けの輸出額は広島県が11%増の447億円、岡山県が18%減の59億円、山口県が43%減の227億円だった。マツダは広島県と山口県に主力工場を置いている。
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