
資生堂は自社の電子商取引(EC)サイトで美容部員のアバター(分身)を使ったライブ販売を始めた。男性と女性、それぞれのアバターが店頭をイメージした画面に登場し、チャットによる対話を通じてスキンケアや紫外線対策などの商品や美容情報を紹介する。実店舗に来店しての相談にハードルを感じがちな若者や男性客らの取り込みを図る。
消費者は気に入った商品があれば画面から購入ページに移れる。まずは月に一度ほど配信し、試験展開としてニーズを見極める。資生堂によると国内の化粧品業界で同種のサービスは初めて。従来からの対面販売に加えて「デジタル接客」を新たな柱に据え、顧客体験を刷新しながらオンライン販売の拡大につなげる考えだ。
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