イベントで提供する「エビス」ビール㊨(23日、東京都千代田区)

サッポロビールは23日、リニューアルした高価格帯ビール「エビス」の体験イベントを東京ミッドタウン日比谷(東京・千代田)で始めた。都内の大型商業施設で刷新商品の試飲機会をつくり、ビールを普段飲まない若年層などの需要を取り込む。26日まで開き、4000人の来場を目指す。

「エビスビール 黄金のBAR」を始めた。イベントでは9月の製造分からリニューアルしたエビスの樽(たる)生ビールが試飲できる。これまでのエビスから麦芽の配合を調整し、ふくよかな余韻を楽しめる味わいとした。価格は1杯260ミリリットルで500円。

サッポロによると、1〜9月の国内プレミアムビール(高価格帯)市場(金額ベース)は前年同期比16%減だったものの、エビスは逆に4%増やした。荒木進之介ブランドマネージャーは「エビスのリニューアルが功を奏しているなか、価値の体験ができる場を広げていく」と述べた。

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