日揮ホールディングス(HD)は23日、独自の長期エネルギー貯蔵(LDES)技術を保有するイタリアのスタートアップ、エナジードームと協業を検討すると発表した。再生可能エネルギーの余剰電力を液化二酸化炭素(CO2)のかたちで長期貯蔵する「CO2バッテリー」を日本市場で共同展開することを目指す。

日揮HDの主要事業会社の日揮が1日にエナジードームと覚書を結んだ。CO2バッテリーは蓄電池などより長く電力を貯蔵できる可能性があるとして注目されている。

エナジードームは伊サルデーニャ島で世界初の CO2 バッテリー商用プラントの運転を始めた。出力は2万キロワットで、蓄電容量は20万キロワット時。日揮グループが液化天然ガス(LNG)プラントで培ってきたコンプレッサーの設計・施工などの知見を日本市場でいかす。

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