アプリ「本コレ」の発表会に臨んだCDPの田中康正社長㊨、三省堂書店の亀井崇雄社長㊧ら(23日、東京都千代田区)

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下でデータベース販売を手がけるCatalyst・Data・Partners(CDP)は23日、東京都内で書店検索アプリ「本コレ」を発表した。TSUTAYAや紀伊国屋書店などの書店チェーンや独立系の書店の店舗情報を検索できる。2028年度までにアプリへの登録書店を3000店、ユーザー数を300万人にする目標を掲げる。

CDPは6日にスマホ向けアプリ「本コレ」のサービスを始めた。CCCが運営するTSUTAYAの在庫検索サービスなどを提供していた「TSUTAYAアプリ」の名称を変えサービスを拡張した形で、他社が運営する書店の店舗情報も表示する仕様にした。

消費者が外出先で近隣の書店を探しやすいようにすることで、右肩下がりが続く書籍の販売を活性化するねらいがある。

「本コレ」で現在地に近い書店を探す画面(23日、東京都千代田区)

当面は紀伊国屋書店や三省堂書店といったチェーン店のほか単一の店舗で経営する独立系書店が参加し、1452店舗の位置を確認できる。書籍の検索機能もあり、TSUTAYAなどCCCグループ書店の店舗に在庫があるかを調べられる。26年からは順次、他の書店チェーンの在庫も確認できるようにする。

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