三菱電機は27日、同社製を含めた空調機器をアフリカ南部で販売する現地企業に出資すると発表した。出資額は非開示としている。人工知能(AI)向けをはじめ世界的にデータセンター(DC)が増える中、DC向け空調設備はアフリカでも需要が伸びるとみて現地の販売代理店と関係を強化し事業拡大を目指す。
三菱電機は欧州子会社を通じて、南アフリカに本社を置くIntramech(イントラメック)社に出資する。イントラメック社は現在も代理店として三菱電機の空調を販売しており、周辺国でのさらなる市場開拓を目指す。
三菱電機の欧州子会社は三菱電機ハイドロニクス&アイティークーリングシステムズ。三菱電機が2016年に買収したイタリアの空調メーカー、デルクリマを母体とする。大規模施設向け空調機器の設計から販売、導入後の保守サービスを一貫して手掛ける。
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