
三菱自動車は27日、軽自動車「デリカミニ」の新型車を29日に発売するにあたり、生産拠点の水島製作所(岡山県倉敷市)で取材会を開いた。出荷作業や生産ラインの様子を披露した。人気モデルの刷新により訴求力を高める。販売台数を伸ばし、水島製作所を中心に地域経済の活性化にもつなげる。
2023年に発売したデリカミニでフルモデルチェンジは初となる。新型車は路面状況などに合わせてドライブモードを選べる機能を搭載し、走行性能を高めた。メーカー希望小売価格は196万4600円からで、最上位モデルは290万円を超える。
月4000台の販売を目標とする。旧型車の24年度の販売台数は3万9600台だった。
デリカミニは顔のような前面のデザインも人気だ。松村真次所長は「見れば見るほど愛着のわくデザインになっている」と話した。先行予約も好調としたうえで「販売台数が多くなれば地域の取引先も忙しくなり、地域全体の盛り上がりにつながる」と期待した。
米トランプ政権の関税政策については「(水島製作所は)国内向けの生産が多い。米国向け多目的スポーツ車(SUV)のRVRも価格帯が手ごろで台数自体は落ちていない」と述べ、大きな影響はないとした。
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