
中部電力が28日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比13%増の1663億円だった。三菱商事と国内3海域で進めていた洋上風力の建設計画から撤退した影響などで136億円の経常損失があったものの、燃料価格の変動が電力料金に遅れて反映されて生じる「期ずれ差益」が補った。
林欣吾社長は同日の記者会見で「夏季の高気温なども影響し、中期経営計画で目標としている水準に達する見込みだ」と話した。
売上高は1%減の1兆7478億円だった。24年に電気工事会社のトーエネックを子会社から外し、持ち分法適用会社とした影響で減収した。
26年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比3%減の3兆5500億円、純利益は8%減の1850億円を見込む。
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