
日本航空(JAL)傘下のジップエア・トーキョー(千葉県成田市)は28日、米フロリダ州のオーランド国際空港へのチャーター便を就航すると発表した。空港近隣には米ウォルト・ディズニー傘下で世界最大のテーマパークがある。ウォルト・ディズニー・ジャパンで渡航誘致などを担う部門と連携し、利用者向けにパーク内特典を設けるなど航空券の販売促進施策も打ち出す。
日本からオーランドへの直行便は初めて。2〜3月に4往復便分を飛ばす。ディズニーと協業しパークや航空券が付くパッケージツアーをJTBやHISのサイトで販売。渡航期間は7日間で価格は50万円から100万円程度だ。
ツアー利用者向けにパーク内でキャラクターと間近で会えるグリーティング機会を設け、飲食付きのショーにも招待する。ツアー対象は3往復便のみ、1往復便は航空券単体で売り出す計画だ。通常、オーランドへの渡航は乗り継ぎで片道20時間ほどかかるが、直行では最短13時間ほどに短縮される。
28日に記者会見した同社の西田真吾社長は「搭乗率や評判など好調なら継続したチャーター便の運航や、将来的な定期便化も検討したい」と語った。
ジップエアは3月にテキサス州ヒューストンに新規就航するなど、米国方面への乗り入れに力を入れてきた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。