様々な国から訪れる外国人観光客に楽しんでもらえるよう、各スーパーが工夫をこらした弁当を用意した(28日、岐阜県高山市)

岐阜県高山市の食品スーパー3社は28日、ヴィーガン(完全菜食主義者)向け弁当の販売を始めた。欧米やアジアなど様々な文化的背景を持つ訪日外国人(インバウンド)が、町並みに加え食事も楽しめるようにする。飛騨・高山観光コンベンション協会(岐阜県高山市)が企画した。

駿河屋魚一、ファミリーストアさとう、未来堂高山の3社がそれぞれヴィーガン弁当を考案した。大豆を使ったハンバーグを入れたり、彩りや地元の味付けにこだわったりするなど、ヘルシーな弁当に仕上がった。価格は850円前後。

同日には地元住民も多く購入した。予定していた分が完売したため、追加で用意することにした食品スーパーもあった。

ヴィーガン弁当の企画に参加した食品スーパーによると、訪日外国人が店舗を訪れる機会は増えているため、需要は見込めそうだ。12月中旬ごろまでの販売を予定しており、それ以降の販売は今後検討していくという。

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