出光興産は29日、石油精製を手がける富士石油へのTOB(株式公開買い付け)を28日をもって終えたと発表した。同社への出資比率を従来の22%から75%に高めた。11月5日に連結子会社にする。

出光は9月、261億円を投じて富士石油への出資比率を92・5%に高めると発表していた。一部の株主がTOBに応募しなかった。スクイーズアウト(強制買い取り)を実施し、2026年1月以降に出資比率を92・5%に高めることを目指す。

両社は石油製品の生産能力の融通や、設備投資などで一段を連携を深める。脱炭素に対応するための投資でも協力する。

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