北海道電力子会社の北海電工が29日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比31%増の8億100万円だった。最先端半導体の量産を目指すラピダス進出によって変電所の新増設や地中送電線の敷設工事が増え、業績を押し上げた。風力発電や蓄電池など再生可能エネルギー関連工事の受注も増えた。

営業利益は28%増の11億円、売上高は8%増の293億円だった。純利益と営業利益、売上高はそれぞれ4〜9月期として最高となった。

26年3月期通期の見通しは、純利益が前期比22%減の19億円、売上高は2%減の676億円と据え置いた。同社は前期に受注した大型工事の反動減に加え、賃上げに伴う人件費やシステム関連の費用が増えるとみている。

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