日本建設機械工業会(東京・港)が30日発表した4〜9月の建設機械出荷額は前年同期比0.2%減の1兆6795億円だった。輸出向けが欧州などで伸びたものの、国内向けが人手不足やレンタル向けの投資控えがあったためマイナスとなり全体で微減となった。
輸出分は2.7%増の1兆1998億円だった。北米向けが在庫過多の影響などで1割減と落ち込んだものの、欧州向けが金利低下や在庫調整が進んだことで伸び、全体ではプラスとなった。
国内は6.7%減の4797億円だった。機器別ではコンクリート機械が24.3%増だったものの、トラクターは18.4%減、油圧ショベルは7.9%減だった。
9月単月では輸出向けと国内向け合わせて7%増の3055億円だった。輸出向けは14.1%増の2037億円だった。北米が1年2カ月ぶりに増加し、欧州も金利の低下で4カ月連続で増加となった。国内向けは4.9%減の1018億円だった。
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