パナソニックホールディングス本社敷地内にある創業者・松下幸之助氏の銅像=大阪府門真市で2021年6月30日午後2時58分、井口彩撮影

 パナソニックホールディングス(HD)は30日、2026年3月期連結業績予想を下方修正した。従来予想から、売上高は1000億円減の7兆7000億円(前期比9・0%減)、営業利益は500億円減の3200億円(同25・0%減)、最終(当期)利益も500億円減の2600億円(同29・0%減)にそれぞれ引き下げた。

 北米で電気自動車(EV)向け電池の販売が伸び悩んだことが響いた。

 同時に発表した25年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比10・1%減の3兆8205億円、営業利益は23・6%減の1650億円、最終利益は24・6%減の1424億円だった。

 パナソニックHDは5月、国内外で1万人規模の人員削減を盛り込んだ経営改革を発表。2月にテレビ事業からの撤退を検討していると明らかにしていたが、今回、テレビ事業は「抜本的なオペレーション改革」が進んでいるとして課題事業から脱却するとの見通しを示した。【小坂剛志】

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