東洋水産は海外でのコストが下がり通期業績見通しを上方修正した

東洋水産は31日、2026年3月期の連結純利益が前期比3%増の660億円になる見通しだと発表した。従来予想から40億円上方修正し、一転増益となる。海外製麺事業で、原材料費や人件費などのコストが想定よりも下がる。国内即席麺の業績見通しは従来予想を据え置いた。

営業利益は5%増の800億円と従来予想を40億円上回り、過去最高を更新する。主要市場の米国で、小麦粉など原材料の仕入れコストが想定よりも安くなる。人件費など製造経費も当初の予想より小さくなる。

売上高は4%増の5350億円と従来予想を100億円引き下げた。米国で7月に実施した価格改定に伴い、即席麺の販売数量が伸び悩む。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比1%増の2560億円、純利益は1%減の333億円だった。

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