キヤノンマーケティングジャパン(MJ)は31日、監視カメラ映像の一元管理サービスを富士通が採用したと発表した。10月から、富士通の国内約300拠点で順次運用が始まった。クラウドに映像データを集約することで、管理業務の効率化につなげる。
オフィスや工場など、複数拠点に設置した監視カメラから集めた映像をクラウドで一元管理するサービスを富士通に納めた。Webブラウザー上でいつでも確認・検索ができる。スマートフォンでも見られるほか、レコーダーや録画サーバーの設置が不要になる。
富士通ではこれまで拠点で撮影した監視カメラ映像は拠点ごとに管理していた。ソフトウエアの脆弱性の確認や更新作業なども拠点ごとに担当者が行っていた。工数がかかり、現場の負担になっていた。
約3000台の監視カメラで撮影した映像を一元管理する。業務を効率化できるほか、将来は拠点への不正侵入の検知など、他のサービスとの連携も想定する。富士通は海外拠点への導入も検討している。
キヤノンMJは監視カメラ映像の一元管理サービスに力を入れている。監視カメラのソフトの脆弱性を狙った攻撃のリスクが高まるなか、情報セキュリティーを高めたい企業の需要を取り込む。
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