三和ホールディングス(HD)が31日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%増の264億円だった。4〜9月期としては5年連続で過去最高となった。国内のメンテナンス事業が好調だったほか、価格転嫁も利益を押し上げた。

売上高は1%減の3092億円だった。米国で自動ドアなどの販売が好調だったものの、為替の影響により減収した。欧州で続く建設市場の低迷も響いた。

26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比1%減の6540億円、純利益は1%増の580億円を見込む。

同日、最大100億円の自社株買いも発表した。期間は11月7日から26年3月31日まで。発行済み株式総数(自己株式を除く)の1.5%にあたる310万株を上限に買い付ける。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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