豊田合成は31日、持ち分法適用会社の芦森工業に対し実施しているTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。約82億円を投じて出資比率を28.26%から61.38%に高め、連結子会社化する。今後、全株式を取得して完全子会社化をめざす。

豊田合成は当初TOBで完全子会社化する方針だったが、買い付け状況を踏まえて買い付け予定数を引き下げた。過去5年間に芦森工業の株主総会で議決権が行使された割合を踏まえ、豊田合成の所有株が3分の2未満でも株主総会では上場廃止のための株式併合にかかる議案を可決できると判断した。

芦森工業は完全子会社化されれば上場廃止となる。同社は現在、東証スタンダードに上場している。

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