
アズワンは31日、2026年3月期の連結純利益が前期比9%増の89億円になる見通しだと発表した。従来予想を1億9000万円上方修正した。営業利益も8%増の125億円と2億2000万円引き上げた。配送ルートと配送件数の見直しによるコスト圧縮効果が想定を上回る。
売上高は前期比5%増の1089億円と従来予想から33億円引き下げた。電子商取引(EC)サイトでの大学や民間企業向けに理化学機器の販売が伸びるものの、人件費の上昇による買い控えから医療機関向けの販売が振るわない。トランプ米政権による高関税政策の影響で取引先からの注文が減ると見込む。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比13%増の43億円で、4〜9月期として過去最高だった。半導体関連工場のクリーンルームで使う消耗品や暑熱対策品などの販売が伸びた。売上高は6%増の514億円だった。
 
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