情報システムのインテック(富山市)が31日発表した2025年4〜9月期単独決算の税引き利益は前年同期比43%増の67億円だった。電子カルテなど医療関連や産業関連のシステム開発の大型案件が伸びた。

決算会見する疋田秀三社長(31日、富山市内)

売上高は8%増の623億円、営業利益は42%増の73億円だった。自治体のデジタル化推進など公共関連が好調だった。26年3月期の税引き利益は7%増の126億円、売上高は0.7%増の1256億円を見込む。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進などで顧客の企業価値の拡大につなげる事業を強化していく。

独立系システム大手のTISが26年7月1日にインテックを吸収合併することに関し、31日の決算記者会見で疋田秀三社長は「成長機会の創出、収益力の向上、競争力の強化で相乗効果が生まれ、新たな成長ステージに進める」と語った。両社に所属する専門性の高い人材を事業に合わせて最適配分するなどし、企業価値が向上することに期待を示した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。