
JR四国は31日、牟岐線の踏切で遮断機が下りないまま列車が通過する事案が発生したと発表した。踏切の制御装置を取り換える事前作業中のトラブルにより遮断機が正常に動作しなかった。列車の乗客乗員などにけが人はいなかった。
牟岐線の阿波福井駅―由岐駅の間にあるあぶたに踏切(徳島県阿南市)で31日午前10時42分ごろ発生した。徳島駅発の下り普通列車が踏切を通過した際に西側の遮断機1機が下りなかった。列車通過時に踏切を通行する車や人はいなかったという。
現場では請負業者が踏切のケーブルを調査する作業中だった。作業のために警報機に立てかけていたケーブル収納管路の蓋が倒れ、遮断機の動作を妨げたことが原因としている。同社の担当者は「意図せず蓋が倒れたことは予測すべきだった。今後同じことがないように注意喚起をしていく」とした。
 
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