ワコムが31日発表した2025年4〜9月期の連結純利益は前年同期比19%増の41億円だった。電子ペンのOEM(相手先ブランドによる生産)事業で一部製品が伸び悩み減収となったが、前期に実施した人員削減など固定費削減の取り組みから増益となった。
売上高は10%減の513億円だった。電子ペンのOEMを手掛けるテクノロジーソリューション事業のセグメント別売上高は13%減の369億円だった。大口顧客からの発注が減少したほか、米国の関税政策などが響いた。
自社製のペンタブレットなどを展開するブランド製品事業で実施した構造改革が奏功し、営業利益は7%増の58億円になった。
26年3月期通期は純利益で前期比63%増の85億円、売上高で5%減の1100億円を見込む。
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