
新明和工業は31日、2025年4〜9月期の純利益が前年同期比12%減の27億円だったと発表した。電気自動車(EV)市場の落ち込みを受け、電池の製造に使う「真空乾燥装置」の販売が減少した。ごみ収集車や荷役作業車など特装車の値上げによる増益効果を見込み、26年3月期通期の純利益予想は前期比3%増の92億円に据え置いた。
売上高は1%減の1229億円、営業利益は20%減の45億円だった。機械式立体駐車場の販売増加など増収要因があった一方、航空旅客搭乗橋の販売減が響いた。年間配当は前期より2円多い54円とする予想を据え置いた。
新明和工業は28日、同社が供給した立体駐車場の屋根が国の仕様を満たしておらず、そのうち508棟が改修を要すると発表した。31日の会見で五十川龍之社長は改修にともなう費用について、「(3月時点で把握していたため)前期の損失に計上しており、今期の業績には影響しない」と述べた。
- 【関連記事】荷台架装カルテル、極東開発など2社に課徴金59億円命令 公取委
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
 
       
       
      