与党政策責任者会議であいさつする自民党の小林鷹之政調会長(31日、国会内)

自民党と日本維新の会は北陸新幹線の延伸ルートの選定など整備新幹線に関するプロジェクトチームを設置する。両党の政調会長が31日に開いた与党政策責任者会議で確認した。

北陸新幹線の敦賀―大阪間の延伸は、自公政権だった2016年に自民、公明両党の協議体が福井県小浜市や京都市を通る「小浜・京都ルート」に決めた。一方で整備費や環境への影響を懸念し、自維両党の一部議員から再検証を求める声が上がっている。

維新は吉村洋文代表が滋賀県の米原へつなぐ「米原ルート」も比較検討すべきだとの考えを表明している。斎藤アレックス政調会長は会議後、記者団に「まず与党として現状を意識共有し、今後の進め方の議論を始めなければならない」と語った。

自民の小林鷹之政調会長は「自民党としてまだ見解がまとまっているわけではない。冷静に建設的に議論したい」と話した。

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