オンライン英会話大手のレアジョブは21日、保育施設運営の東京インターナショナルスクールグループ(TIS、東京・目黒)を買収すると発表した。取得価額は5億2131万円。買収によりレアジョブは保育施設の運営事業に本格参入する。既存の子ども向け英語学習事業との相乗効果を狙う。
29日付でTISの発行済み株式を全て取得し、完全子会社化する。TISの2025年3月期の売上高は10億円で、最終損益は4001万円の赤字だった。TISはレアジョブの資本金の10%以上にあたる特定子会社となる。
TISは東京都などで未就学児向け保育施設と未就学児〜小4向けの学童保育施設の計8施設を運営している。日本人が対象で、インターナショナルスクールと同じく教育活動は全て英語で行っている。英会話教室向けに教材販売なども手掛ける。
レアジョブは保育施設への外国語指導助手(ALT)派遣や子ども向けオンライン英会話教室を展開している。同社は「子ども1人当たりの教育投資額が増え、付加価値の高い保育施設のニーズは高まっている」とし、子ども向け事業を強化する。
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