練り製品大手のスギヨ(石川県七尾市)は21日、現社長の杉野哲也氏(73)の長男である杉野浩也専務(38)が社長に昇格する人事を発表した。社長交代は1988年以来37年ぶりで、哲也氏は代表権のある会長に就く。スギヨは狙いを「会社として若返りを図り、次のステージとなる復興に向けた取り組みを加速するため」としている。

スギヨの新社長に就任する杉野浩也氏

2024年に発生した能登半島地震からの復旧が一段落したタイミングでの交代となる。9月26日に開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。七尾市出身の浩也氏は15年にスギヨに入社後、子会社で魚介加工品を手掛けるマルタスギヨ(新潟市)の社長などを歴任。22年にスギヨの専務に就任した。

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