極洋が4日発表した2025年4〜9月期の連結純利益は前年同期比4%増の28億円だった。前年同期の訴訟関連の特別損失9億円がなくなった。海外まき網事業のカツオの漁獲量が低迷したことや、海外で新設した工場の固定費を計上したことが響き、営業、経常はともに減益だった。
売上高は11%増の1559億円と過去最高を更新した。世界的に需要が高まったサバや高級商材の魚卵・カニの販売が伸びた。回転ずし向けの生食商材の販売も回復した。
営業利益は17%減の45億円、経常利益は22%減の41億円だった。24年に米国、ベトナムでそれぞれ新設したカニ風味かまぼこの製造工場、切り身や煮魚・焼き魚を生産する工場の費用が先行した。
26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は16%増の3500億円、純利益は22%増の82億円を見込む。
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