記者会見で抱負を述べる窪田新会頭(4日、川崎市)

川崎商工会議所の新会頭に窪田雅己副会頭(67)が4日就任した。記者会見で同氏は「物価高や人手不足、賃上げ、情報セキュリティーへの対策などで中小企業の経営環境は厳しい。稼ぐ力を付けるための支援をしたい」と抱負を述べた。

1981年に富士通に入社し執行役員などを経て、現在は富士通Japan(川崎市)の相談役を務めている。4月に川崎商議所の副会頭に就任していた。14代目の会頭で富士通出身者は初めて。

商議所の取り組みとして出身母体の強みを生かし、人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)に力を入れることも表明した。記者会見ではAIを使った窪田氏のアバターが記者の質問に答える場面も設けた。

窪田新会頭を中心に記念撮影におさまる川崎商議所役員(4日、川崎市)

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