ヤマハは4日、2026年3月期の連結決算(国際会計基準)で純利益が前期比72%増の230億円になりそうだと発表した。従来予想から5億円上方修正した。対ユーロで通期の為替前提を円安方向に見直したことが寄与する。
25年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比85%増の97億円だった。ピアノの販売不振を受けたインドネシア工場清算など、前期に78億円の減損損失を計上した反動で増益となった。売上高にあたる売上収益は5%減の2163億円だった。前期に欧州で好調だった業務用音響機器の販売減が響く。
同日、最大で150億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の4.4%に当たる2000万株を上限に買い付ける。取得期間は5日から26年3月31日まで。
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