伊藤米久HDは食肉事業が好調だった

伊藤ハム米久ホールディングスは4日、2026年3月期の連結純利益が前期比37%増の180億円になりそうだと発表した。従来予想から5億円上方修正した。国内の鶏肉相場の上昇で食肉事業が上振れしたほか、海外子会社が手掛ける北米や欧州での食肉販売が好調を維持する見通しとなったためとしている。

売上高は6%増の1兆500億円、営業利益は38%増の270億円を見込む。それぞれ従来予想から200億円、5億円上方修正した。

このうち加工食品事業においては、原材料高を受けてハムやソーセージなどの一部値上げに踏み切った。ただ販売数量の落ち込みをカバーできず、従来計画を達成できない見通しという。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比10%増の5423億円、純利益は52%増の95億円だった。

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