「ニンテンドースイッチ2」=東京都渋谷区で2025年4月3日午前10時12分、手塚耕一郎撮影

 任天堂は4日、6月に発売した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の世界販売台数が、9月末までに1036万台を記録したと発表した。「想定を上回るスタート」(古川俊太郎社長)で、2026年3月期の販売計画を従来の1500万台(5月時点)から1900万台に引き上げた。

 日本国内の9月末までの販売台数は235万台。発売直後に品薄状態となっていたことについて、古川社長は「改善傾向にあるが、いつでも買える状況ではない。年末商戦に向け、多くの人に手に取ってもらえるように努めていきたい」と話した。

 スイッチ2の好調を受け、26年3月期の連結業績予想も上方修正した。従来予想から、売上高は3500億円増の2兆2500億円(前期比93%増)、最終(当期)利益は500億円増の3500億円(前期比26%増)に引き上げた。

 4日発表した25年9月中間連結決算は売上高が前年同期の2・1倍の1兆995億円、最終利益は前年同期比83%増の1989億円だった。【小坂剛志】

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