小諸市の小泉俊博市長(中央)など関係者が記者会見を開いた(4日、小諸市役所)

長野県小諸市と小諸商工会議所、こもろ観光局(小諸市)は4日、市内の情報を一元的に発信するスマートフォンアプリの提供を始めると発表した。行政や観光などの情報が多様な媒体に分散し、アクセスしにくい状況を解決する狙い。13日から「Komomag.(コモマグ)」という名称で配信を始める。

飲食店を地図上から探す機能や、ポッドキャストの配信など幅広い方法で地域の情報を発信する。今後、クーポンの配布や公共施設の予約機能、イベントにあわせたアプリの活用なども予定している。市民や観光客を中心に2028年度末までに1万人を超える利用者を獲得する目標だ。

企業や自治体の広報事業などを手掛けるWind.(ウィンド、同市)とヤプリが共同でアプリを開発した。都市再生機構(UR)も参加し、他の自治体での地域振興のノウハウなどを共有した。開発・運用費のために国からの交付金も含めて市が1400万円の予算を支出した。

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