映画「スピリットワールド」の舞台挨拶に立つ(左から)エリック・クー監督、堺正章さん、竹野内豊さん(1日、群馬県高崎市)

群馬県高崎市内が撮影地の一つとなった映画「SPIRIT WORLD(スピリットワールド)」の全国公開を受け、舞台挨拶が高崎芸術劇場で1日行われた。集まった観客の前でエリック・クー監督、出演した堺正章さんと竹野内豊さんが作品への思いを語った。

映画は日本、フランス、シンガポールの国際共同製作で同市と千葉県いすみ市などで撮影された。コンサートで来日して命を落とし迷える魂となったフランス人歌手(カトリーヌ・ドヌーヴさん)が、同じく魂となっていたユウゾウ(堺さん)と出会い、その息子のハヤト(竹野内さん)の旅を見守る、という物語だ。

クー監督、堺さん、竹野内さんが映画に対する思いや感想を語った(1日、群馬県高崎市)

クー監督は映画で描きたかったテーマは「愛・希望・平和」だとし、「わたしたちは今非常に不安定な世界に生きていると思う。どんなときも常に希望はあるのだと感じてほしい」と話した。

竹野内さんも「大切な人たちの思い出や優しさといったものを、時間と物質にとらわれて自分たちはどこかに置き忘れてしまったのではないか」と映画の感想を語った。

「来世」がこの映画のテーマだという堺さんは「誰も見たことがない世界をどう描くか、それを描いたところが非常に面白い」と訴えた。

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