
三菱自動車が5日発表した2025年4〜9月期連結決算は、最終損益が92億円の赤字(前年同期は379億円の黒字)だった。同期間の最終赤字は5年ぶり。競争激化に伴う販売コストの増加に加え、関係会社出資金売却損や米国環境クレジット評価損など特別損失の発生も響いた。
純利益は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス)の50億円を大きく下回った。
売上高は前年同期比4%減の1兆2612億円、営業利益は81%減の172億円だった。各地での販売競争激化に伴い、値引きの減資となる販売奨励金が増加した。米政権による関税影響も利益を圧迫した。
26年3月期通期の業績予想については、売上高のみ従来予想から400億円下方修正した。76%減の100億円という純利益予想は変えていない。
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