富山第一銀行は、八十二銀行が開発した基幹系システムを共同で利用する「じゅうだん会」へ参加する方針を決定した。10月31日に八十二銀とシステム利用に向けた準備開始の覚書を締結した。2026年10月末までに正式な契約を結ぶ。その後30年内までにシステムの移行を完了することを目指す。
同行はこれまで富士通系の基幹システムを使用していたが、30年以降は日本IBMのシステムに移行する。じゅうだん会を選んだ理由については、システムの信頼性などに加えて「それぞれの営業エリアが重複しないことなどが大きかった」(富山第一銀行担当者)という。
じゅうだん会への参加行は8行目となる見通しだ。同会にはほかに山形銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、阿波銀行などが参加している。
八十二銀行の担当者は「参加行が増えることで、システムの改良に向けより多くのアイデアなどが出やすくなることへの期待感がある」と話した。共同システムの利用だけでなく、各行の取引先同士でのビジネスマッチングなども引き続き取り組むという。
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