
ニッスイが6日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%増の142億円だった。ブリやマグロの漁獲が堅調だった。養殖での販売価格の上昇や魚の生存率向上などで水産事業が増益だった。食品事業は加工食品が苦戦したものの、チルド商品が好調に推移した。
売上高は3%増の4529億円だった。食品事業は5%の増収で、国内でコンビニエンスストア向けチルド商品の販売が拡大したほか、海外では冷凍食品など家庭用商品が伸びた。水産事業の売上高も2%の伸びだった。
営業利益は15%増の197億円だった。水産事業が73%増益と大幅に伸びた。ブリやギンザケなどの販売価格が上昇した。南米の養殖では、酸素供給装置を導入するなどして養殖成績が改善した。
26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比2%増の9000億円、純利益は2%減の250億円を見込む。
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